みなさま、こんにちは。今日は、なんと盆の入りです。つまり、8月13日。きゃー、本当にすみません。すっかり忘れられてしまいましたよね。本当にすみません!

木花は毎日全力投球で日々頑張っております。

季節は巡り、ー木花 日本酒の会ー 【仁井田本家の会「】を開催させていただいてから早2か月近く経ってしまいました。このたびの会も大変素晴らしい会で早く皆様にご報告しなくてはと焦りながら、夏になってしまいました。私の出身の信州はお盆が過ぎると秋という感覚があります。お盆が明けた途端に寒くなってきて、ビアガーデンなども信州ではお盆までのところが多いのです。

あ、また脱線。。。。すみません。では、本題に。

今もなお色褪せない「仁井田本家」さんをお招きしての日本酒の会(楽しかったぁ~)についてご報告いたしますね。18代当主である仁井田穏彦さん(代々「穏」の字がお名前に使われているそうですよ)も穏やかでまたユーモラスもあるとても楽しい素敵な方で、会場を終始盛り上げてくださいました。

開催は、6月24日土曜日 16時~

まずは、【仁井田本家 穏 スパークリング -活性にごり-】でお客さまをお出迎え。にくいなぁ。かっこいいなぁ。お客さまも大喜びでした。ご覧のとおり、ボトルもとってもおしゃれ、かつ、かっこいい。しかも、本当に美味しかったぁ。かなりの活性の日本酒なのですが、米の力強さや旨み、甘味、酸味がしっかりと感じられる奥深さをもちながら清涼感のある、最初にいただく一杯としては、まさに完成品と言ってもいいのではないでしょうか。もちろん、お客さまもテンション上がりますよね。

そして、いよいよ始まりました。まずは、もちろん「仁井田本家」十八代当主「仁井田穏彦」さんからご挨拶をいただきました。仁井田さんのこだわりは、「無農薬・無化学肥料で栽培された自然米」。素晴らしいことですが、簡単なことではありません。「酒は健康によい飲み物でなければないない」という仁井田本家さんの代々のこだわりが自然米へのこだわりへ繋がっているのだと思います。さらには、「日本の田んぼを守る酒蔵になる」という夢を掲げ、地元田村町の皆様と日々有機栽培・自然栽培の先進地になるべく努力もされています。そんな夢を、目をキラキラさせてお話ししてくださいました。益々これからいただくお酒が楽しみになってきちゃいますよね。

 

では、始まります。まずは、

◆穏 純米吟醸(美山錦 精米歩合 60%)ー酸味のしっかり効いたキレのある旨みが特徴的でした。やわらかな含み香もお料理をそそる素敵な演出でした。そして、木花が合わせたお料理は、

「車海老と野菜の柚子ゼリー掛け」相性は抜群でした。

 

 

◆夏の穏 純米吟醸 生(五百万石 精米歩合60%)ーこのお酒、凄いんです。あらばしり(搾りの一番贅沢な部分のみを槽口で直接瓶詰めしているというこだわりのお酒。新酒の直汲みであり、酸味、旨味のバランスも良く、とてもジューシーでありながら旨みも香りもしっかりと感じられるすばらしい一品でした。ワイン評論家「ロバートパーカー」氏からも「傑作」品と認定されたそうですよ。うん、うん。「夏の穏」。名前の通り、夏には是非飲んでいただきたいお酒ですね。そして、これに合わせるお料理としては、そうです!

◆鱧! 「落とし鱧の一口寿司」。ですね。合わない理由が見つからない。鱧自体もとっても肉厚のぷりぷりの素晴らしい鱧でした。

◆穏 純米吟醸(雄町  精米歩合55%)ー福島復興に願いを込めた、蔵元の想いの込められた一品です。福島の農家さんが有機栽培・自然栽培にこだわり福島で酒米を作り、福島にある仁井田本家さんが醸し、福島で消費するという、「チーム福島」の輪をさらに強い大輪にすべく大切にされている一品でした。雄町らしさをしっかり引き出した純米吟醸です。

これに合わせたお料理は、

「水茄子と鶏のささみ胡瓜」。ピリ辛のごまだれがアクセントで、雄町らしさを感じながら、その旨みを損なうことなくお召し上がりいただける一品だったと思います。

◆穏 純米大吟醸 ふなしぼり生(山田錦 精米歩合50%)ー自然米を50%まで磨き込み、蔵人が渾身の極みで醸した一品。大吟醸ならではの華やかな香りと、繊細かつすっきりとした味わいが大変魅力な一本でした。さて、それに合わせたお料理は、

「黒むつの昆布〆」。繊細なお酒には最高の組み合わせでした。こちらのお酒は、純米大吟醸の中でも生酛づくり。昔ながらの手間のかかった手法ですが、生酛ならではの味わいも楽しんでいただきたいところ。引き立たせるのに昆布〆がとてもよく合いました。また、わらびのほんのり残るえぐみが、また新しい味わいを加えてくれました。

◆田村 純米吟醸(亀の尾/一本〆 精米歩合 60%)ー原料米は仁井田本家さんの田んぼで社員が栽培した自然米だけを使用し、田村町の天然水で仕込んだお酒です。力強い米の旨みと上質な味わい、キレのよい辛口のお酒です。とするとお料理はどう合わせるのでしょうか?

「天婦羅」です! 海老、とおもろこしのかき揚げ、鮎を天婦羅にしました。究極のテロワールを追求した日本酒に合わせるには、たぶんあれこれ手を加えた一品より真向勝負、食材勝負のようなお料理のほうがぴったり合うのかもしれませんね。

◆自然酒 燗誂 (豊錦 精米歩合 80%)-2015IWC(インターナショナルワインチャレンジ)酒部門金賞受賞酒。自然酒を原酒で一年以上タンク熟成させ、程よく味に膨らみが出たころを見極めて瓶詰めした一品。米の旨みと生酛特有の酸がしっかりと深みとキレを出しています。こちらはもちろんお燗でいただきました。

「烏賊と里芋の煮っころがし」ー間違いないでしょ。このままびたびた呑んでいたい感じ・・・。ダメですよね。はい。

◆自然酒 にごり(豊錦 精米歩合80%)-わたし、すごく好きです。あ、私の好みはどっちでもいいですよね。とにかく、とろっとろっ。どこにもひっかかりがない舌触りでのどまで一直線に流れてゆく感じ。こんなに柔らかくて優しいのに、吞み口は、酒そのもの。ガツっとくる酒感とコク、濃酵さは、まさかこの舌触りからは想像もつきません。

ただし、どうやってお料理と合わせるのか、一番合うお料理は・・・

今回のお酒の中で一番悩み抜いた料理人泣かせの一本です。お酒のみで確立された一品であり、本当に悩んでおりましたが、最終的に考えたお料理は、

「めざし」です。はい。めざし・・・です。

最高のめざしを炭火で焼き、最高の梅干しと合わせました。これはもう、うなるしかありません。最高のマリアージュです。どちらも負けない。どちらも勝たない。こんな風に引き立て合うのかぁと本当に納得しました。いい勉強になりました。

◆番外自然酒 純米吟醸(豊錦 精米歩合60%)-とってもジューシー、メロンのような香りが特徴的な、今まで飲んで来た仁井田本家さんのお酒とは一線を画した一品でした。気持ちよく喉を通ってゆく、きれいな仕上がりの日本酒です。お料理は、、、

「鰹の塩たたき」です。薬味に茗荷、大葉、アンチョビ、生姜、、アーモンドを添え、お酒とのバランスは最高でした。

◆自然酒 生もと純米吟醸(亀の尾/豊錦 精米歩合60%)-本日最後の一品です。こちらのお酒は今年で50周年、日本で最初の自然酒だそうです。蔵に代々伝わる汲みだし四段仕込みで醸し、米の旨みをとても大切にし仕上げた上品なふくらみのある純米吟醸でした。きっと300年の歴史の中で大切に守り続けてきた仁井田本家のこだわりを味わう、そんなお酒なのかもしれません。素晴らしい一品です。そん筋金入りの一本に合わせるお料理は、

「おこげと和牛炙り 牛蒡あんかけ」です。仁井田本家さん渾身の一本に負けないいいマリアージュでした。

本当に素晴らしい会でした。300年の歴史を持つ酒蔵さんのお酒のパワーは凄くて、料理長始め料理人も献立から準備、本番に至るまで本当に真剣でした。また、会を盛り上げてくださいましたお客さま、本当にありがとうございました。お酒当てクイズでは、なんと私も外してしまったのですが、ご参加のお客さまから何人も当てられた方がいて素晴らしかったです。いやぁ、恥ずかしい・・・

とにかく最後まで、本当に楽しい会でした。仁井田穏彦さんには遠方より本当にありがとうございました。木花のお客さまに素晴らしい酒蔵さんをご紹介できてとても光栄でした。そして、お手伝いくださいました勝鬨酒販さんと担当の黒沼さん、本当にありがとうございました。スムーズな会の進行のお陰で大変盛り上がりました。

そして、ご参加下さいました皆様、最後まで会を盛り立ててくださいまして、本当に本当にありがとうございました。日本の食文化はまだまだ深いです。そんなことを皆様とともに改めて実感し、また堪能できたすばらしい一日でした。

次回をお楽しみに。本当にありがとうございました。